ウクレレでごめんね

藤井康一 x 関ヒトシ 3


2000年4月発売
Ichinomati Club FS-2000-02
藤井康一本人による収録曲解説

1. I Don't Say - 言わない 詞・曲 藤井康一
超マイナー御当地ソング。それがどこかは歌詞から解明しましょう。答えは"言わない!"

2. バンバ・ケンジ 詞・曲 藤井康一
奥飛騨シリーズ第二弾 "あつ燗と中華"のあきちゃんに続き、実在の人物バンバ・ケンジ登場 !

3.ウクレレ・アフター・アワーズ / Pee Wee Crayton
Pee Wee の名演 "Blues After Hours" をウクレレで。

4. I Got Rhythm / Ira & George Gershwin
ガーシュウィンの名曲を、恵福浩司の口Bassと照本史のチャンバラPianoをフィーチャーして。

5. 月光価千金 / 波島真・榎本健一
ライブでおなじみのエノケン・バージョン。

6. スキャットマン / Dinky Hendricks / Sy Oliver
この曲も、Jive Sessionのステージではおなじみ。恵福のスキャットもたっぷりフューチャー。

7. The 3rd Man Theme (第三の男) / Jack Golden 訳詞 中西れいぞう / Anton Karas
あの名曲をウクレレ・ギターと共に日本語で。

8. Blue Skies / I.Berlin
これも名曲、ウクレレとギター、間奏はドブロで。

9. Bye Bye Bar-d'land / 詞・曲 藤井康一
アルバム中、異色の一曲。ニューオリンズ・ファンク的なビートに哀愁のサックス・テーマ。
1/18にLiveを演る予定だった宮崎の "Bar-d'land"のマスターが病に倒れ、そして、1/21に急死。知らせを受けたのがアルバムの最終作業、トラック・ダウンの最中。ギリギリまで出来上がらなかった歌詞をマスターの追悼の歌詞として書き、1/22の未明に録音し、そのまま北海道の歌志内から宮崎へ飛んで行った。

10. ウクレレでごめんね / 詞・曲 藤井康一
アルバム・タイトル・ナンバー。ウクレレとガットギターで心に浸み入る。本人もとても気に入っている曲。名曲だ !



・録音
ニセコ・マウンテン・スタジオ 1999/10/28〜11/5
岩内 マリン・レストラン"セイラー" 1999/11/2〜11/4
歌志内 かもい岳ビレッジ 2000/1/22
札幌 スタジオ・カサ・ボニータ 2000/1/12

・MIX
歌志内 かもい岳ビレッジ 2000/1/20〜1/22
札幌 スタジオ・カサ・ボニータ 2000/1/27

・エンジニア
高橋卓二

・録音メンバー
藤井康一 / ヴォーカル・ウクレレ・T.Sax・カズー(2.4)
関ヒトシ / ギター・コーラス・カズー(2)
照本 史 / Piano・コーラス・カズー(2)・メロディカ(10)
恵福浩司 / Bass・コーラス・カズー(2)
鈴木のり / Drums(1.2.6.9)
奥野義典 / Alto Sax(9)

バンバ・ケンジ・ガールズ
早川淳子・高橋智美・田村まゆみ

江端光男 / カズー(2)

Ichinomati Club FS-2000-02



お待たせしました ! 藤井康一 x 関ヒトシ第三弾CD「ウクレレでごめんね」をお届けします。

前作「あつ燗と中華」から早や一年。今回は "ジャイブ・セッション" でおなじみの照本史(マンボッサ) ピアノ、恵福浩司(ウシャコダ) ベース、札幌在住の名ドラマー鈴木のり、小樽の名アルト・プレイヤー奥野義典(札幌ジャズ・オーケストラ) というゲストを迎えバンド・スタイルのジャンプ・ナンバー、コーラスばっちりのジャイブ・ナンバー、もちろん、ギターとウクレレのほのぼのナンバーと、楽しめること間違いなし !

前作同様、今回も北海道録音。ニセコ・マウンテン・スタジオの温泉効果に加えて、歌志内かもい岳温泉・スタジオでのMIXというダブル温泉効果。そして港町 "岩内" での録音という港町効果 (?) も加わり、増々 " Jump and Jive "

 

CD評
=仲井戸 " CAHBO " 麗市=

"藤井康一 & 関ヒトシ" 3 「ウクレレでごめんね」に寄せて

とにかく唄そのものの存在がうれしい。オリジナルであろうが、カバー曲であろうが、そしてインストにさえもHeartfulな唄がそこに存在する。藤井康一のVo・ウクレレ・SAX、関ヒトシのギターにいつもそれは感じることであり、今作はいつにも増してそんな魅力がいっぱいだ。勿論そこは彼等らしくあくまでさり気なく・・・・・にだ・・・・・。

照本史くんはじめゲスト陣の唄への寄り添い方にも、愛と意味を感じさせてもらえる。Yah ! " くちずさむ唄 "、それはどんな時代、環境においてもきっと誰にも奪われることのない、ささやかなれど究極の自由でありロマンだ・・・・・。



= 牧 伸二 =

ビバ ! ウクレレ
ヤッホー !! ウクレレ
どこまで つづけ ウクレレブーム
また また 出たよ ウクレレ CD
タイトルが " ウクレレでごめんね "
藤井康一と関ヒトシの
楽しいサウンド聞かなきゃ損。
牧伸二のお勧めです。
あっ、ついでに
" マキシンのウクレレ教室 " も、よろしく。
五分間で" あ〜やんなっちゃった " が
弾けるという スゲェ教則本、CDつき。
あなたも聞こう ウクレレを
あなたも弾こう ウクレレを !!


= 山口岩男 =

「笑った、泣けた、なつかしかった」
届いたばかりの『ウクレレでごめんね』を、山形へ向かう車の中で聴いた。ばあちゃんの葬式に行く途中。日本のウクレレ好きは、北の人間が多いのだ。
冬の東北自動車道で、今「バンバ・ケンジで大笑いしているのはオレだけだろうな・・・そう思うと愉快だった。オレは小さい頃、ばあちゃんに育てられた。家の前を荷車を引いた馬車が通る(たまにだが)、そんな時代だった。このアルバムを聴いていると、ときどきその頃の風景が、蘇ってくる。
たっぷり楽しんだ後、アルバムのクロージング・ナンバーは「ウクレレでごめんね」。何も言うまい・・・名曲、といっていいだろう。
笑った、泣けた、なつかしかった。これは、名盤である。
〜ウクレレマン、iwao〜



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